【オールカマー2023全頭診断】追い切り比較/近走評価/状態分析

オールカマーG2 中山競馬場 芝2200m(外)

オールカマー2023の全頭診断。例年以上に好メンバーが集まった印象。

G1馬3頭をはじめ、秋の本番を見据えた馬たちの戦いに注目。

目次

オールカマー2023 全頭診断

アサマノイタズラ

アサマノイタズラ 牡5 57.0 嶋田騎手 

評価 C

セントライト記念は見事な差し切りで勝利したが、この馬には展開の助けが必要という印象。

スプリングS(2着)のようなレース運びができるなら期待したいが、今回も後方からの競馬となりそう 。

調教はセントライト記念の時のような勢いが感じられない。特に買い材料がないためC評価。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F86.4
4F54.3
1F11.7
南W
6F86.6
4F53.4
1F12.0
AJCC2022南W
6F83.4
4F51.8
1F11.9
南W
6F86.0
4F53.8
1F11.7
セントライト記念2021南W
6F82.8
4F51.0
1F11.6
南W
6F84.2
4F53.3
1F12.0

アラタ

アラタ 牡6 57.0 田辺騎手 

評価 C

重賞でも好位から堅実な走りをする印象の馬。そのため前回の大敗は意外だったが、中1週のローテだったため度外視でもよさそう。

3走前の金鯱賞では3着に好走。その要因は最終追い切りの好タイムに加え、週末に坂路で4F55.5、1F12.6を消化していたことにある。

今回も週末17(日)に早めの時計を出しているが、美浦坂路改修工事中のため、坂路が使えていない点はマイナス。

今回はこれまで以上にメンバーレベルが上がること、田辺騎手初騎乗等からC評価。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F83.9
4F51.6
1F11.9
南W
6F84.9
4F52.2
1F12.0
金鯱賞2023南W
6F81.8
4F50.7
1F11.7
南W
6F83.5
4F52.5
1F12.1
中山金杯2023南W
6F89.7
4F54.2
1F11.9
南W
6F83.4
4F52.5
1F11.8

ウインマリリン

ウインマリリン 牝6 57.0 松岡騎手

評価 B

中山で4勝を挙げ、一昨年には同舞台で1着と絶好の狙い時か。香港ヴァーズで待望のG1勝利も近2走は馬券外。

前走の札幌記念9着は馬体重が年末より20kg近く増えてしまった点が要因か。

しかし、2走前のドバイSC6着も上位の馬はその後のG1で軒並み好走している点はおさえておきたい。

調教は手応えよく、G1好走時並みの時計を出していて好印象。

ここ2走の成績で人気が落ち、馬体重を減らして出走できれば旨味はありそう。

ウインと言えば松岡騎手という印象はあるが、この馬に限れば0-0-1-4の成績はマイナス。

実質、最も斤量を背負うことになった点も不安なためB評価。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F82.7
4F52.5
1F11.7
南W
6F83.2
4F53.1
1F11.5
エリザベス女王杯2023CW(栗東)
6F83.2
4F52.5
1F11.0
CW(栗東)
6F84.0
4F54.1
1F11.5
オールカマー2021南W
6F84.4
4F52.2
1F11.3
南W
6F83.8
4F52.0
1F11.3

エヒト

エヒト 牡6 57.0 菅原明騎手

評価 B

毎回坂路のタイムを見るのが楽しみな馬。

しかし輸送を考慮してか、AJCC程の追い切りではなかった。

前走は川田騎手の好エスコートもあり好位から上がり2位の脚を使い快勝。

2走前の七夕賞は直線進路が狭くなる不利があり度外視でよさそう。ここ1年は右回りでの成績が良好。

好位からスムーズな競馬ができれば馬券内も期待できるが、格段にメンバーレベルが上がるためB評価まで。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023坂路
4F52.7
2F25.0
1F12.5
坂路
4F50.8
2F23.8
1F12.0
小倉記念2023坂路
4F53.8
2F24.9
1F12.1
坂路
4F54.1
2F24.9
1F12.2
AJCC2023坂路
4F49.7
2F24.1
1F11.9
坂路
4F49.8
2F23.8
1F12.1

ガイアフォース

ガイアフォース 牡4 57.0 西村騎手

評価 A

今回1番悩ましい馬。再度2200への挑戦はいかに。セントライト記念の勝利はあるも、菊花賞とAJCCの敗戦。

それぞれ松山騎手は距離が長かった、ルメール騎手は休み明けが原因とコメント。

休み明けについてはマイラーズCの好走があり気にならない。今回はセントライト記念の勝利から距離について、3000は長すぎた、2200ならいけると判断。

距離短縮のAJCCより距離延長の今回は追走楽に、スムーズに運べそう。

いつも通り坂路でしっかり調教されているの評価したい。

不安材料は馬場が悪くなった場合、実績が無い点くらいか。

春の成績からマイルの方が向いている印象を持ってしまうが、距離うんぬんより、4歳秋を迎え、キタサンブラック産駒の本格化に期待

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023坂路
4F55.2
2F24.9
1F12.0
坂路
4F51.2
2F23.8
1F11.7
安田記念2023坂路
4F55.5
2F26.4
1F12.7
坂路
4F52.5
2F24.4
1F11.8
AJCC2023坂路
4F54.0
2F24.8
1F12.0
坂路
4F52.4
2F24.3
1F12.2

ジェラルディーナ

ジェラルディーナ 牝5 56.0 団野騎手

評価 A

中山の非根幹距離、前年1着の舞台への出走。状態さえ整えば狙い時か。

前走の宝塚記念は実績等から3番人気は妥当。ハイペースの展開の中、3コーナーで動き始めたのが響いたか。

また宝塚記念最終追い切りで、6F90.0のタイムが不安材料であったが、今回は好時計。

個人的には団野騎手への乗り変わりは好印象。団野騎手は例の件があったが、再度騎乗依頼。

4歳夏以降は間隔をつめて使っているため、休み明けの判断が難しいが、調教からの判断だと不安材料はなさそう。

有馬記念3着をはじめ、好成績の中山での走りに期待したい。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023CW
6F84.4
4F53.1
1F11.8
CW
6F85.2
4F52.7
1F11.4
エリザベス女王杯2022CW
6F85.9
4F53.7
1F11.7
CW
6F83.9
4F52.3
1F11.4
オールカマー2022CW
6F84.5
4F53.1
1F11.7
CW
6F89.0
4F55.8
1F11.9

ゼッフィーロ

ゼッフィーロ 牡4 57.0 戸崎騎手

評価 C

9月あたまにオーストラリア遠征見送りの報。そこから1ヶ月経たずのここへの出走。急なローテの変更は明らかにマイナス

右回り複勝率100%も条件クラス。目黒記念では見せ場があったが、今回は直線が短い中山。

適性から直線の長いコース向き、相手関係の悪化からC評価。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023CW
6F81.9
4F51.5
1F11.4
CW
6F85.2
4F52.7
1F11.4
目黒記念2023CW
6F85.9
4F53.7
1F11.7
CW
6F83.9
4F52.3
1F11.4
メトロポリタンS2023CW
6F84.5
4F53.1
1F11.7
CW
6F89.0
4F55.8
1F11.9

タイトルホルダー

タイトルホルダー 牡5 58.0 横山和騎手

評価 A

実績は今回のメンバーでは最上位。4歳以降G2以下では全勝、前走の競争中止が単発的なものであればこの馬からが無難か。

調教は順調に消化できているようで、前走の影響は感じられない。しかし坂路閉鎖のため週末の調整が本来と異なるのは覚えておきたい。

展開的にはノースブリッジが絡んでこなければ、楽逃げできそう。

宝塚記念で2番手から圧勝していることから、逃げなくてもという見方もできるが、パンサラッサから離れた位置で楽に追走できたのがポイントとなったか。

タイトルホルダーはこれまであまり人気せず、実際走れば圧勝が何度もあった。前走競争中止は買いにくいが、圧勝までありえる。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F85.5
4F51.3
1F11.5
南W
6F83.0
4F50.7
1F11.3
天皇賞・春2023南W
6F82.7
4F51.7
1F12.1
南W
6F80.3
4F50.1
1F11.2
日経賞2023南W
6F81.9
4F49.9
1F11.2
南W
6F83.2
4F51.5
1F11.7

チェスナットコート

チェスナットコート 牡9 57.0 ○○騎手

評価 C

園田所属の当馬が17年ぶりの地方所属馬としてオールカマーに参戦。

2018年日経賞で2着に好走し、中山実績はあるが、実力の差からC評価。

※地方所属のため、調教比較は省略。

ノースブリッジ

ノースブリッジ 牡5 58.0 岩田康騎手

評価 B

AJCCとエプソムCは好位から強い競馬をしたが、馬場状態が悪かったことがこの馬に向いたか。

調教はAJCC以上の内容で、同舞台での好走歴がある以上、期待したい馬。

前走の大阪杯は良くみればG1上位経験の馬たちに肉薄する8着、悪くみればあの絶好の調教をしても8着。今回人気がないなら狙ってもいいか。

この馬を手の内に入れている岩田騎手の継続騎乗、展開に左右される馬でもない。

良馬場想定、メンバーレベルの強化からここはB評価まで。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F83.3
4F50.2
1F11.6
南W
6F83.9
4F50.3
1F11.4
AJCC2023南W
6F84.2
4F52.2
1F11.6
南W
6F85.0
4F52.2
1F11.9
エプソムC2023南W
6F85.7
4F52.6
1F11.3
南W
6F81.5
4F50.1
1F11.1

ハヤヤッコ

ハヤヤッコ 牡7 57.0 浜中騎手

評価 C

昨年の函館記念勝ち馬。ダート路線で活躍していたが、ここ2年程は芝路線へ。

ダート適性の高さからか、芝重賞好走時の共通点は道悪。今回もその条件は必須か。

金鯱賞並の調教時計が出せているのは好印象。

現状良馬場想定であるが、仮に道悪になってもこの馬以上に道悪時に好走しそうな馬がいるため、C評価。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F84.3
4F51.7
1F12.1
南W
6F85.8
4F51.1
1F12.0
函館記念2023函館W
5F68.0
4F53.2
1F13.4
南W
6F85.2
4F52.8
1F11.7
金鯱賞2023南W
6F83.6
4F51.1
1F11.9
南W
6F84.7
4F51.1
1F11.6

マテンロウレオ

マテンロウレオ 牡4 57.0 横山典騎手

評価 C

前走の札幌記念は不可解な負け方。1週前に調教師がまだ少し太いとコメントしていたが、はっきりした敗因は不明。

前走を除いた今年のレースは安定感がある。京都記念、大阪杯の様な好走を期待させる調教を消化できていると1週前には感じた。

最終追い切りの時計は早くないが、終始抑えて走っていたため、時計だけを見て切る必要はなさそう。

前回の様な競馬を見てしまうと手が出せない。騎手の乗り方が特に不安なためC評価。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023CW
6F87.7
4F54.9
1F12.3
CW
6F80.0
4F52.3
1F11.6
大阪杯2023CW
6F84.8
4F55.3
1F12.2
CW
6F79.6
4F51.8
1F11.9
京都記念2023CW
6F81.4
4F51.5
1F11.8
CW
6F78.4
4F50.8
1F12.1

マリアエレーナ

マリアエレーナ 牝5 55.0 三浦騎手

評価 C

これまで人気し続けてきた馬。好位から競馬できる魅力と名前もあってか。

改めて戦績を見直すと、主な実績は圧勝の小倉記念と牝馬限定重賞の好走のみ。

金鯱賞の位置取り等、言い訳ができるレースもあるが、過剰人気になりがち。

最終追い切りは好時計を出しているが、これまでは1週前をしっかりやるパターン。

パターンが変えてきたことは近走の凡走を考えると好感が持てるが、好調時の状態にはないと判断しC評価。

スクロールできます
調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023CW
6F79.8
4F51.6
1F11.5
CW
6F85.6
4F54.4
1F11.2
小倉記念2023CW
6F84.1
4F53.0
1F11.3
CW
6F78.9
4F51.0
1F11.4
小倉記念2022CW
6F85.2
4F53.8
1F11.4
CW
6F79.2
4F50.8
1F11.5

ローシャムパーク

ローシャムパーク 牡4 57.0 ルメール騎手

評価 B

前走の函館記念は得意とは言えない馬場での勝利。前々走は条件戦&辛勝だったが直線進路が狭くなる中、差し切る強い競馬。

調教は1週前追い切りが抜群(やりすぎていないことを祈る)。セントライト記念と比較すると見違える内容。

しかし道中折り合いを欠いた場面があったようで、距離延長の今回はその点は不安材料か。

重賞制覇こそ達成したが、まだ一線級との戦いで目立った実績はあげていないこと、ハービンジャー産駒ということから、まだ様子を見たい考えはある。

いずれにしても今回は非常に楽しみな一戦。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F83.2
4F51.4
1F11.5
南W
6F79.7
4F50.4
1F11.8
函館記念2023函館芝
5F64.5
4F49.5
1F11.9
函館芝
5F68.2
4F51.4
1F11.5
セントライト記念2022坂路
4F53.2
2F25.3
1F12.3
南W
6F85.8
4F53.8
1F12.2

ロングラン

ロングラン セ5 57.0 丹内騎手

評価 C

近2走の重賞挑戦は馬場状態が悪く、それまでの戦績から1発を期待したが大敗。

相手関係悪化、買い要素なし、見送り。

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調教(最終)調教(1週前)
オールカマー2023南W
6F85.6
4F53.8
1F12.8
南W
6F87.4
4F54.3
1F11.9
小倉大賞典2023CW(栗東)
6F79.5
4F49.9
1F10.9
坂路(栗東)
4F55.3
2F25.7
1F12.5
レインボーS2022南W
6F84.4
4F53.0
1F11.8
南W
6F83.2
4F52.5
1F11.5

オールカマー2023 全頭診断まとめ

各馬の評価は以下の通り。最終予想は前日に公開予定。

A評価

ガイアフォース ジェラルディーナ タイトルホルダー

B評価

ウインマリリン エヒト ノースブリッジ ローシャムパーク

C評価

アサマノイタズラ アラタ ゼッフィーロ チェスナットコート ハヤヤッコ マテンロウレオ マリアエレーナ ロングラン

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この記事を書いた人

馬好きサラリーマン
競馬ブログはじめました

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